KOBE MUSIC ATLAS

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毎週土曜
19:30 ~

この番組では音楽を味わえる神戸のお店を紹介していきます。
「音楽を楽しみながら…」というスタイルを皆さんの生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
あなたの好みにあったとっておきのお店が見つかるかも…。

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2015/12/26 『神戸ロバアタ商會』

第8回目にご案内するお店は三宮ハンター坂にあるバー「神戸ロバアタ商會」。
案内人は前回に引き続き平成の女道楽師の内海英華さん。

バーとしては少し変わったお店の名前の由来を代表の小村さんに伺ったところ、ロバが田んぼの中にいるお店のロゴから「ロバが田んぼに→ロバ田→ロバアタ」といった遊び心から付けたそうで、昔は「豆を買えへんか?」といった営業の電話もかかってきたことがあると、こちらも遊び心満載のエピソードを交えて紹介して下さいました。

そんなロバアタ商會では小村さんの好きな曲やお客様の好きな曲をかけたりとお客さんの心にスッと入りこんでくる選曲で楽しませてくれます。
そしてその音楽を奏でるスピーカーはなんと3~40年モノのJBL。
実はこのスピーカー、20年ほど前に小村さんが勤めていたお店のお客様の引っ越しを手伝ったところ「ポツン」と残っていたスピーカーをいただいたものだそうで、縁で出会った逸品です。

番組用の選曲や実際にお店での選曲を聴いていただくとお分かり頂けると思うのですが、小村さんの音楽の知識はとにかく幅が広く、実は若いころからこの番組でも紹介した元町のMoon LiteやGOSPELにメモ帳片手に通って勉強をして身に着けたそうです。
もともと音楽好きの小村さん、少しマニアックな部分もお持ちで換気扇の音から冷蔵庫のモーター音まで気になりだすと止まらないそうで、JAZZのレコードに録音されている椅子のきしむ音にゾクッとされたり、お花を活けるときの枝を切る音を「ええなぁ」と聞き入ったりと小村さんご本人曰く「音フェチ」だそうです。

代表の小村さんと店員の渉さんに神戸の楽しみ方を尋ねたところ意外にも「新開地の立ち呑み」という答えが返ってきました。
新開地での立ち呑みは小村さんにとっては「研修」だそうで、世間がどのような変化をしているかを自らの肌で感じて自身のお店の営業に活かしているそうで、取材クルー一同、もっと研修に励まなければと想いを新たにした次第です。

すっかり神戸ロバアタ商會を気に入った内海英華さんに最後に感想を伺ったところ「ちょっとノスタルジックな雰囲気もありながら贅沢な時間を過ごすことができるお店」で「本当に人に教えたくない」と最大級の賛辞を送ってらっしゃいました。

また、英華さんは「なぜ、こんないいお店が大阪にないのか!?」ともおっしゃっていましたが、神戸には「音楽と一緒に飲食を楽しめるお店」が数多くあるので、皆さんも是非、そういったお店を探しに神戸にいらしてください。

神戸ロバアタ商會

神戸市中央区中山手通2丁目12-7 清連ビル1階101号

TEL:078-251-6819
営業時間:7時~
定休日:第1・第3・第5日曜日、第3は日・月連休