KOBE MUSIC ATLAS

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毎週土曜
19:30 ~

この番組では音楽を味わえる神戸のお店を紹介していきます。
「音楽を楽しみながら…」というスタイルを皆さんの生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
あなたの好みにあったとっておきのお店が見つかるかも…。

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2016/2/13 『RECORD BAR BRAQUE』

第15回目にご案内するお店は今年、オープン7年目を迎える元町のRECORD BAR 「BRAQUE」
案内人は先週に引き続き、神戸在住のロック漫筆家 安田謙一さん。

案内人の安田さんは入口に飾ってあるレコードジャケットが気になっていたそうですが、お店に入るのは初めて。
店名の「BRAQUE」の由来はマスターの稲村さんの好きなフランスの画家「ジョルジュ・ブラック」に由来するそうです。
まずはお店をオープンするきっかけを伺ったところ、以前、KOBE MUSIC ATLASでもご紹介した神戸ロバアタ商會だそうで、当時、友人とロバアタ商會に来店した際にある曲の話をしていた時に、その話題にしていた曲をかけてもらったらしく、それまで「こんな事をやってみたいなぁ」と思っていたイメージを具体的に目の当たりにした衝撃がきっかけだったそうです。
実はこの話を聞きはじめた時にロバアタ商會の小村さんがひょっこりご来店。
ご本人を目の前に少し恥ずかしそうに当時のエピソードを聞かせてくださいました。
もともとレコードが好きで30年くらい集めているそうですが、お店で流れる音楽は現在52歳の稲村さんが中学・高校時代に聴いていた曲が多く、70~80年代の音楽を洋邦問わずに聞かせてくれるお店です。
お店ではシングル盤をつないで音楽をかけるスタイルが多く、取材時も曲をつなぐタイミングでマイクから遠ざかっていくのが印象的でした。

案内人の安田さんはお店でかかっている70~80年代の音楽が好きだそうで、その好きな音楽がいい音でお店でかかっている状況がすごくユニークでおもしろいと話していました。
マスターの稲村さん曰く、「やっぱり、いい音で聴いてほしいので、その為の努力はしている。」との事。
お店でシングル盤をメインに回す理由も、回転数が早い分、音の抜けがよく、レベルも高く出てくるので聴いていて気持ちいい点と曲が1曲ごとに変わる点をおもしろいと思ってほしい、との理由から「なるべくならシングル盤を回したいですね。」とお話しをしてくださいました。

お客様の層としては40代から60代の方で、懐かしんで来られる方が多いそうですが、いい音と素晴らしい音楽を耳だけではなく体全体で浴びるように聴く感覚は是非、若い世代の方にも味わってほしいお店です。
稲村さん曰く「2階にあるお店なので、はじめはちょっと怖いけどちょっと勇気を出して踏み込んでもらえば『ふつーのおっさんがやっている』ので安心感はあると思います。」との事ですので、是非、レコードジャケットがたくさん張っている階段を登ってBRAQUEの扉を開けてみてください。

RECORD BAR BRAQUE

神戸市中央区元町通2丁目6-10 ミナト元町ビル2F
TEL:078-391-5303
営業時間:18:00~24:00
定休日:不定休