広大な県土を有し、地域特有の様々な里・山・海の幸(特産物)が数多く生産される“おいしい食材の宝庫”である兵庫県では、
安全、安心で個性・特長がある県産食品を「兵庫県認証食品」として認証しています。
兵庫県認証食品には2つのブランドがあります。
やさしい甘みと、きりりとした辛み−。たまねぎのおいしさはその絶妙なバランスで決まるといわれます。兵庫県内では淡路が最大の生産地。温暖な気候と肥沃な土壌が、甘さと辛さがほどよく調和したおいしいたまねぎを育てるのです。生でも、煮ても、焼いても、炒めてもおいしく食べられる万能選手として、メニューを選ばず活躍してくれます。
現在、「神戸ポーク高尾牧場」、「三田ポーク」等のブランドが認証を取得しています。それぞれがエコフィード(食品残さなどの未利用資源を活用した飼料)や特殊飼料を給与したり、品種にこだわる等、安全・安心で特長ある豚肉を生産しています。
多可町の豊かな自然の中、文字どおり約100日間じっくりと飼育された鶏です。その肉質は、細やかな繊維質とコクのあるうまみが特長です。通常のブロイラーの飼育日数は約50日ですが、その約2倍にあたる長期間飼育することによって、うまみの素となるイノシン酸が十分に蓄積され、鶏肉本来のうまみが増します。また、運動量を重視した開放平飼いの鶏舎で飼育されているため、抜群の歯ごたえも特長です。
明石鯛は古くから名品とされ、羽柴秀吉が織田信長に明石の干鯛を献上したという記録があります。明石海峡周辺は潮流が激しく、海底の地形が起伏に富んでいてエビやカニなどの餌が豊富で、この地域で育つマダイは、引き締まった筋肉質の身と旨みが特長です。上品な脂と旨味があり、刺身、炙り、湯引きのほか鯛飯や味噌汁、鯛茶漬けなどが絶品です。
清酒発祥の地といわれる伊丹、灘の生一本で知られる灘五郷…。全国有数の酒どころを抱える兵庫県は、酒づくりの歴史を担ってきた地でもあります。いい酒米、いい水、そして腕のある社氏。酒造りに必要な要素をすべて備えた兵庫では、今も変わることなく、世界に誇る日本酒がつくられています。