KOBE MUSIC ATLAS

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毎週土曜
19:30 ~

この番組では音楽を味わえる神戸のお店を紹介していきます。
「音楽を楽しみながら…」というスタイルを皆さんの生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
あなたの好みにあったとっておきのお店が見つかるかも…。

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2015/12/12 『Cafeあんご』

第6回目にご案内するお店は神戸市灘区 水道筋商店街にある「Cafeあんご」。
水出しコーヒーと自家製スイーツが自慢のこのお店を案内してくれるのは先週に引き続きブルーグラスバンド「神戸ドリームボーイズ」のメンバー・シャン石川さん。

お店に入るとマスターの林さんは不在でしたが、オイシイ自家製スイーツを担当している黒田富士枝さんと石川さんのバンド仲間でブルースハープ奏者のEasyさんが出迎えてくれました。

実はこちらの「Cafeあんご」は毎週土曜日の夜、「あんごBar」として営業。Easyさんプロデュースのライブイベントも開催されているそうです。

今年の3月から始まったライブイベントについてEasyさんにお話を伺ったところ、基本的にはジャンルにはこだわらず、大人のバーというイメージで、この(お店の)素晴らしい空気感。何か他とは違う大人の雰囲気を残せたらいいなというコンセプトがあって、月に1回のライブイベントを開催しているそうです。

案内人のシャン石川さんも何度かあんごBarのライブに足を運び、演奏もしたことがあるそうですが、お客様とプレーヤーの距離が非常に近く、アットホームな雰囲気がとても好きだと話してくださいました。

また、以前にライブをした時のエピソードとして、石川さんはこんな事も話してくださいました。
「(お店の)前を普通に通ってらっしゃったカップルの方が、ま、ここを目的に来たお客さんじゃないんですけども、『あれ、なんかやってるな』と、飛込みで入ってこられて。最後までスゴイ喜んでいただいて、お帰りになる時に「今日はすごく楽しかったですよ。」と言っていただいて、そういったお客さんがいらっしゃる事がすごくいいなと思いましたね。」
黒田さんの「(このお店は)商店街からちょっと路地を入った場所なので、この路地を見つけてお店の前まで来てもらって、中をのぞいて「ん?」という感じで入ってきていただけるお客様がいる事は本当にありがたいですね。」という言葉を受けて、Easyさんは「普段、ざわついている商店街の路地を入ってちょっと歩くとお店の灯りがついていて、音が聞こえる事が地元の人間ですらちょっと異空間で、それが通りすがりの人でも「あ、何やろ?」って思っていただける空気感を出せている事が大変うれしい。」とコンセプトに沿ったイベントを開催できている事を喜んでらっしゃいました。

Easyさんはバンド活動の他にSwing Easyとしてソロ活動も行っているブルースハープ奏者、あんごの黒田さんも津軽三味線を演奏される音楽家二人に神戸の音楽について伺ったところ、Easyさんは「神戸と言えばジャズのイメージがあるがもともと港町という事もあり、ラテンやフラメンコからブルースやロックなど様々なジャンルの音楽が持つ力を媒体として、特に震災以降、急速に様性が広がったように感じる。」と話してくださり、黒田さんは「神戸という広い括りでは見えないんですが…」と前置きしたうえで、「自分が和楽器をやっていたから、そう見るのかもしれないが二胡や三線をやっている方も多く、ジャンルの広さを感じる。特に水堂筋ミュージックストリートを見ていると出演者ジャンルの広さを感じます。」と共通してジャンルの広さを挙げてくださいました。

最後に案内人のシャン石川さんはCafeあんごのオーナー・林さんの言葉を紹介して下さいました。
「一杯のコーヒーが世の中を変えたりは出来ません。でも、キッカケにはなるかもしれない。繰り返される日々の句読点、自分が自分に帰れる場所―時間―そんな思いで『あんご』を作りました。」

この先もずっと、「大人の遊び場」を提供してください。

Cafeあんご

神戸市灘区水堂筋4丁目3-16

営業時間 9:00~18:00(土曜日のみ17:00まで)
※毎週土曜日のあんごBarは18時~22時
定休日:毎週水曜日、第2火曜日
http://ameblo.jp/ango-coffee