様々なSDGs関連の事業の中で、まずは、「廃棄芝の活用」について詳しくお伺いしました。ゴルフ場には適さないティフトン芝という種類の芝。コース内に増えてくると、そちらを定期的に撤去して、本来の芝に張り替えを行います。出てしまう芝をすべて廃棄するのではなく、兵庫県内の緑化に活用します。以前はいらなくなった芝は廃棄していましたが、幼稚園や保育所など、教育現場の芝生の緑化を進める事業者に、提供できるようになりました。もう一つ、「間伐材の活用」について。美しい松の木が並ぶコースでは、定期的な間伐や枯れ木の処分も行っています。敷地全体から発生する間伐材は年間70トン以上で、多くは業者に依頼し園芸用チップなどに加工しておりましたが、昨年からは丹波焼の窯元「丹文窯」と知り合いになり、一部を登り窯のまき材として提供されています。今後は、「全体を通して、『ゴルフ場の存在が、誰かの、何かの、役に立っている』ということを考えながらこれからも取り組んでいきたい」と。仰っておられました。