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新開地の老舗洋食店『グリル一平』
３代目オーナーシェフ
山本隆久さん


阪神淡路大震災前から
今現在も元気に頑張っているお店をご紹介します。

今回インタビューをお願いしたのが


岬さんが今回取材させてもらったお店は
1952年（昭和27年）に創業した
神戸を代表する老舗洋食店「グリル一平」さん。


神戸高速鉄道東西線「新開地駅」9番出口より徒歩1分

明るい店内の新開地本店



震災当時は自宅で家族と寝ていたという山本さん。

むすめさんがタンスの下敷きになってしまったそうで・・・
命には別状なく、家族全員助かり無事だったそうなのですが
となりの13階建ての市営住宅の1階が
まるっきり潰れて傾いているのを目の当たりにし、

お父様とお店に訪れたときには
道路がめちゃめちゃで
いまでもはっきり覚えているそうです。

あれからまもなく21年。

震災後一度「洋食はだめだ・・・」と
やめようと新開地から離れ喫茶店をしようと思われたそうなのです。

そんななか新開地の方々が「はやく再開してほしい」
「ぼくたちが店をつくるからやってほしい」と半年経たずに
お店と材料を集めてくださったそうです。

みなさんの想いあっての再建。

お父様から継いだレシピ。
まだまだどんどん進化させたい！とおっしゃる山本さん

昔ながら先代から受け継いできた洋食屋の味。
看板メニューは
「オムライス」

オムライスをだせないとお店をだせないと言われるほどだそうです。



そんな想いのつまった綺麗な「オムライス」をいただいてきました。
ドミソース（デミグラスソース）がかかっています。

ごはんふわふわが失われず、マーガリンのまろやかさがとっても美味しいオムライス。
みなさんぜひ。



「震災があってぼくは強くなった。」
「そしていまのグリル一平があるのは新開地の方々に助けていただいたから」とおっしゃっていました。

4代目である息子さんが三ノ宮でお店をされています。

「もっといい神戸になれる！」と
山本さんは力強く「未来」のお話をしてくださいました。