兵庫県立美術館の館長 蓑さんがアートの世界に入るキッカケは幼少期だそうです。
蓑さんのお父さんが茶道具を扱う商売をされていたことも関係されています。
“知識がなければ生きていけない”という思いと、お母さんから手渡された『世界旅行』という本。
その本から外国への憧れが強くなり、26歳で海外へ。
専門知識を生かされたお仕事で、ロイヤルオンタリオ博物館 東洋部学芸員、モントリオール美術館 東洋部長、
インディアナポリス美術館 東洋部長、シカゴ美術館 東洋部長を歴任されました。
自分の専門を身につけてから専門を学ぶ目的を持って努力すれば成功するという館長の言葉からも信念を感じました。
そして日本帰国後は アメリカで学んだことを日本の美術館で実践。
1996に大阪市立美術館 館長され、2004年に金沢21世紀美術館 館長をされ、
2010年に兵庫県立美術館 館長 に就任されました。
特に、金沢21世紀美術の成功は、子供達をターゲットにしたことだそうで、
金沢の素晴らしさを生かした美術館を中心とした街作りで
年間250万人以上の人が訪れています。
蓑館長は、人気がピークの時が一番危険。
常に新しいことを考えて信念を持ってビジョンに向かって進めていくことが大事とのことでした。
また、蓑館長は、○○展でないと美術館へ行くのではなく、常設展で人が来るような美術館にしたいと語られていました。
現在、兵庫県立美術館で『ゴッホ展』 (会期 2020年1月25日~3月29日)開催中!
ファン・ゴッホの画風の成立に大きな影響を与えた
同時代の2つの画家グループ、ハーグ派と印象派を取り上げ、
彼らとファン・ゴッホの関係性に焦点をあてています。
ゴッホは、27歳で画家を志し、37歳に亡くなるまでのわずか10年の間に、
ファン・ゴッホはハーグ派から絵を描くための基本的なことを学び、
印象派から明るい色遣いや奔放な筆遣いについて学び、自分の糧にしていきます。
2月15日のON AIR曲は、
平井堅「POP STAR」
リクエスト&メッセージお待ちしています。
『ヒマワリらじお』番組ディレクター 稲田 勇